📄第7章生物群集と生態系 第6節生態系と生物多様性
1 生物多様性
生物が多様であることを〔1 生物多様性 〕といい,生物多様性には次のような3つの階層(段階)がある。
A 遺伝的多様性
・〔2 遺伝的多様性 〕…同種内における遺伝子の多様性。
大きい個体群:生息環境の変化が起こっても,その環境に対応して生存できる個体がいる可能性が〔3 高い 〕。
小さい個体群:環境の変化に対応〔4 できず 〕,個体数が減少してしまう可能性が高い。
B 種多様性
・〔5 種多様性 〕…ある生態系における種の多様さ。
・種多様性は,その生態系に含まれる生物の種の豊富さとそれらが相対的に占める
〔6 割合 〕(優占度)で評価される。
・種数が多く,かつどの生物も均等に含まれているほど種多様性が〔7 高い 〕。
・種数が多くても,ある1つの種の優占度だけが高い場合は種多様性は
〔8 高くない 〕。
C 生態系多様性
・〔9 生態系多様性 〕…さまざまな環境に対応して,多様な生態系が存在すること。
・ある地域において生態系多様性が高いと,そこに生活する生物も〔10 多様 〕になる。
2 生物多様性を低下させる要因
A 大規模なかく乱
・生態系に〔11 大規模なかく乱 〕が生じると,生態系のバランスがくずれ,生物多様性が大きく損なわれることがある。
・かく乱の規模がそれほど大きくない場合(中規模程度のかく乱が起こる場合)は,生態系のバランスは保たれ,生物多様性も維持されたり,増大したりする。
B 生息地の分断化と孤立化
・〔12 絶滅 〕…生物種(またはその個体群)が子孫を残すことなく消え去ってしまうこと。
・〔13 局所個体群 〕…生息地が分断されてできた個体群。もとの個体群よりも個体数が少ない。
・それぞれの局所個体群が離れた状態になることを孤立化という。
・孤立化が進むと,局所個体群は絶滅してしまう可能性が高くなる。
●局所個体群が「絶滅の渦」へと進むしくみ
・生息地が破壊されたり分断されたりして孤立化が進む。
→局所個体群の性比のかたよりや近親交配などによって出生率が低下し,
生まれてくる子の数が〔14 減少 〕する。
→個体間の遺伝的交流が少なくなり,遺伝的多様性が〔15 低下 〕する。
→環境変化や新しい病原体に対応できない可能性が高くなる。
→局所個体群の個体数はさらに〔16 減少 〕する。
⇒〔17 絶滅の渦 〕にまきこまれる。
C 外来生物の移入
・〔18 外来生物 〕…人間活動によって,本来の生息場所から別の場所へ移されてそこに定着した生物。
・外来生物の中には移入先で分布を広げ,在来生物の絶滅を引き起こすなど,その土地の生物多様性に影響を与えているものがいる。
3 生物多様性の保全
A 生物多様性の喪失
・現在,生物の絶滅がかつてない速度で起こり,地球規模で〔19 生物多様性 〕が失われつつある。
・現在起こっている生物の絶滅は,おもに〔20 人間活動 〕が原因となって起こっている。
B 生物多様性と生態系の保全
・現在では,地域規模や世界規模で,生物多様性や生態系の保全・回復に向けたさまざまな取り組みが始められている。
・人類は,生態系からさまざまな恩恵(=〔21 生態系サービス 〕)を受けている。
⇒生態系のバランスを保ち,生物多様性を保全するために,考えて行動していく必要がある。
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